地元とソトモノが交わる、海道のまつり

SALTが拠点とする福岡市西区今宿の地元で長らく開催されている「今宿商工まつり」

今年開催の機会に、SALTが企画・運営に携わったということで、その経緯や、どんな思いで地元の方々と一緒に祭りをつくっていったか、映像と共に記しておきたいと思います。

地元と外モノが交わる場をつくる

今宿の海沿いにあり、地域から愛されている小さな神社、二宮神社が舞台。
コロナ禍で3年開催が中止されていたこの地元の祭りが、2023年に再開されました。
この再開に合わせて、我々SALTのような外モノの目線を少し加えた小さなリニューアル、というオーダーを地元今宿商工会から受けたのが事の始まりです。

そこから今回キーワードとして考えたのが、唐津街道の中にあった、宿場町だった頃の今宿の姿です。
様々な人や文化が行き来して混じり合う、そんな海道の景色を祭りに取り入れたい、というコンセプトで「今宿海道市(いまじゅくうみみちいち)」という別名をつけさせてもらいました。

これまで地元の皆さんを中心に開かれていた出店やステージはそのまま継続しながら、今宿やSALTとのつながりのある有志の皆さんの出店や協力を加えて、開催となりました。

地域の祭りの在り方について

今回、非常に多くの方々に来場いただき、地元の人と外から来た人も、大人も子供も、いろんな交流が生まれた一日となりました。

本来「お祭り」というのは、五穀豊穣や、街の繁栄を祈願すること、人と自然に感謝を伝えること、そんな目的がある伝統的な習慣です。
自分たちが住んでいくこの街が、これからもっと豊かになっていくことを願い、この街らしさや良さを再認識する機会だと思っています。

事業者として、街にどう関わっていくか

2015年からシェアオフィス・コワーキングスペースとしてSALTは運営してきました。
今回、地元商工会の皆さんにこのような機会をいただけたことは非常にありがたく思っています。

ローカルでコワーキングを営んでいくことには、いろんな可能性があります。
わたしたちは今宿以外にも各地で拠点運営を行っていますし、今後もいろんな地域での関わりをしていくことになると思いますが、事業者としてもっと街に開いていくこと、そしてその地域の人たちと一緒にまちの未来をつくっていくことを大事に歩んでいきたいと思います。