TURNS最新号への掲載を受けて、ワーケーションについて考える

投稿日 2021年11月3日
著者 Kotaro Shimoda
カテゴリー歩み

地域で活躍されているプレイヤーの方々や地方移住を取り扱い、地域との関わり方を提案されている専門誌『TURNS（ターンズ）』。
今回、TURNSの最新号(2021年12月号)に、私たちが運営するSalt（福岡市西区今宿）を6ページにわたって掲載いただきました。
TURNSへの掲載を受けて、特集のテーマであったワーケーションについて普段考えていることについて書かせていただきます。

普段から参考にさせていただいている事業者の方々や、各地で活躍されているプレイヤーの皆さんと横並びで掲載いただき、私たちとしては感謝の気持ちとともに、身の引き締まる思いでいます。

地域とつながるワーケーション

掲載いただいたテーマは『地域とつながるワーケーション』。

「WORK（仕事）」と「VACATION（余暇）」を組み合わせた働き方として、大企業やベンチャー企業、個人まで少しずつ導入が進んできたワーケーション。コロナ禍によるテレワーク・リモートワークの加速や、世の中が大きく変わる中で新しいビジネスやアイデア創出を求める動きの拡大に合わせて、耳にされることも多くなってきたのではないでしょうか。
ただ、今回の特集では、ただロケーションの良い地域に出向いて仕事をするワーケーションではなく、出向いた先の地域の人たちと繋がることで得られる新たな出会いや気づきをワーケーションとして提供される各地のプレイヤーの方々が紹介されています。それぞれ特徴的な取り組みをされている方々が掲載されていますので、ぜひ手に取ってみていただけると嬉しいです。

Salt × ワーケーション

私たちSaltによるワーケーションは、福岡空港から車または電車で約30分・天神からも約20分というアクセスの良さ、目の前に大海原が広がるロケーション、加えてSalt周辺にある宿泊拠点も提供させていただいていることもあり、ワーケーションという言葉が普及する以前の2017年頃から「企業合宿」などと呼び、東京や福岡の企業の皆さんに利用いただいてきました。

もちろん、アクセスやロケーションの良さもありますが、当時から私たちは場所以上に、その場所で何をしていただくか、そこにこそSaltの本当の価値があると信じ、利用いただく企業ごとに様々なプログラムを提案・提供してきました。

例えば、地域の魅力的なナリワイづくりをさている方々や事業者のもとに出向いたインプット型の研修、地域資源を活かしたアクティビティや地元食材を使った調理等による体験の共有、普段からSaltを利用いただいている会員の皆さんや地域の方々との交流など、1件1件提案・提供させていただいたことで、利用企業の皆さんと一緒に私たちも多くの経験を積み重ねることができたと感じています。

私たちが大切にしていること

なにより、私たちは自分たち自身が日常的にワーケーションに取り組み、思考と実践を繰り返すということを大切にしてきました。

日々慌ただしく、Saltと街中を行き来し、仕事にプライベートに生きている私たちですが、それでも意識的に海や山に入り込む時間を設けることで、当たり前の風景と化してしまいがちな目の前に広がる海のありがたみを感じ、自然の強さや人間の弱さに触れることで、謙虚な姿勢や自然との関わり方ついて都度学びがあります。
私たちにとって何気ない日常ではありますが、このような思考や気づきがビジネスや人間関係においても非常に重要だと考えており、Saltに来ていただく皆さんにも感じていただきたいと思っています。